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8.212025
ボクサーの気持ちがわかった件
今週は私用を兼ねて北海道出張でした。今回も経費削減のためにLCC(格安航空会社)を利用した。
ご存じの方もいるかもしれないが、LCCは搭乗するだけなら格安だが、オプションはとんでもなく高い。
特に、事前申し込みをしていない手荷物を当日急に預けるとなると、えげつない金額を取られるのだ。
そのことをすっかり忘れていた私は、帰りに「家族のご機嫌取り」用にそこそこなお土産を買い込み、余裕の気持ちで空港のカウンターへ向かった。
そこで係員から言われたのは一言。
「7キロを超えると別料金です」
そう、LCCの搭乗には手荷物で7キロの壁にかならず当たるのだ。
恐る恐るスーツケースを計ってみると―― 9.5キロ。
中にはスーツや革靴など、どう考えても捨てられないものばかり。
お土産も全部必要。つまり、捨てられるものはひとつもない。藁にもすがる思いで交渉すると、「今回は7.9キロまでなら大丈夫です」と。それはそれでいい事を聞いたと思ったがそれでも1.6キロの断捨離だ。
「では宅配便で別送するか?」と一瞬考えたが、ここで余計な出費をするのは本末転倒だ。
なんせLCCを選んだのは、経費を削減するためなのだから。
必死に頭をひねった私は、ふと思いついた。
「そうだ、着ている分は荷物じゃない!」
トイレに戻り、さっそくスーツケースに入っていた洗濯物も含め全部着込み、TシャツもYシャツも重ね、最後にスーツを羽織る。
気づけば私は、まるでパーティー用の相撲の着ぐるみのような姿。
「これで勝負できる!」と腹を決めた。
そして再びカウンターへ。
ドッキドキのこのときの心境は、きっと検量時のボクサーそのものだ。
再入場してきた私を見て、先ほどの対戦者は「おまえ、俺と戦う為にそんな体になって・・」と同じくボクサーの様に思っていた事だろう。・・「ク!!」っと顔を伏せて笑っていたが。
それでもスーツケースを秤に乗せると―― 7.9キロ。
ぎりぎりセーフ!
周囲の視線は痛かった。けれど、余分な出費を抑え込んだ達成感はそれ以上に大きかった。皆様も是非今後LCCで同じ様な境遇になったら参考にして頂ければ幸いです。
捨てたくない。余分なコストもかけたくない・・。
だって古物商だもの(みつを風)。
それでは明日もお会いしましょう!

