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穴があったら入りたかった話

 前回の続きで釣りの話をしたかったが今回は別に起こった話。

 先日の日曜、建築業である友人K君家族とうち家族でランチをする事に。お互い小学生の娘が2人ずついて、この日はどちらもママが仕事で不在だった為、パパ2人が4人の娘達を面倒みて頑張る場面だ。せっかくなので昼から肉なり寿司なり美味しい物を食べさせてあげようとパパ会議をし、子ども達のリクエストに何でも答えポイント稼ぎをしようって流れに。

私「今日はママ達に内緒で好きなものを食べに行こう!パパ達もハッピーになれそうな美味しい物を決めていいぞ!何かな!?」

子供達「本当!?じゃハッピーセットー!わーーーーー!」

・・・ってな訳で休日の大人にとってはアンハッピーなマックへ渋々行くことに。ワインでも置いてあれば喜んで行くとこだが。2家族で入店し私家族はダイレクトで2階席へ行こうとすると

K君「え?注文は?」

私「今はテーブルからスマホでオーダーっすよ、K君もそうしな」

私は嫁がその様にやっていたのを以前見ていたからちょっと得意げだ。

K君「いや、うちは面倒だからレジで普通に買ってくるわ」

職人気質な彼は相変わらずちょっと頑固なところもある。私の家族が着席し見様見真似ではあるがスマホでオーダーし終え商品の到着を席で待つことに。同時にレジにて従来のオーダーしたK君の家族も三角の卓上番号札を持ち着座して待つことに。そしてこの時お互い娘の前では負けられないちょっとしたパパ同士による無言の戦いが始まっていた。どっちの家族に早く商品が届くかといった新旧対決である。最新式オーダーをしていた私は自信があったが残念ながら軍配はK君家族に上がった。ちょっと勝ち誇った顔をしてるであろうK君の顔はあまりみたく無い。それから10分ほど経ってもうちの商品はまだ来ないのでK君はうちら家族を心配しだしたが、こちらはもはや慰められた小学生が泣きそうになる心境に近いレベルの完敗だ。とは言い勝ち負けの前にうちの娘達を空腹で待たせているので流石に店員に声をかける。「あのーモバイルオーダーして決済も済んでるはずですがまだ来ないんですけど」と言うとK君からの「もーいいおじさんが変にデジタルに挑むからー」のツッコミに対し目が合った右隣のカップルは明らかに私から目をそらした。経緯を聞かれていたのだろう。結果から言うとスマホでオーダーした時の最後の決済時にシステムエラーにより画面が固まりマックの本部にオーダーが通っていなかった様だ。なので私のせいでは無い。しかし店員は「では私の方で最初からサポートさせて頂きます」と私のスマホスキルに問題があった様な対応が始まってしまった。

店員「まずお席の番号を入力します」

私「はい、さっきも押しましたが、142ね」

店員「お好きな商品をもう一度入力してください」

私「はい、さっきもやりましたが、こうね」

すでにその場は年配向けスマホ教室みたいな雰囲気となり、右隣のカップルは目をそらし続け何かをこらえている。

店員「そして店舗リストから当店を選びます。あ、もしかしたら別の店舗を選ばれたかもしれませんね」

K君「じゃ今頃別の店舗の142番卓のやつにただで食われちゃってるじゃん 笑!」のチャチャに対し左隣の家族は目をそらすだけでなく肩が小刻みに震えている。いやいや、私はちゃんとこの店舗を選んだ。

娘「パパお腹空いたー」の連発により私は店員や他の客にブチ切れてる時間は無い。そして無事に介護的オーダーが終了したのだ。しかし私は自分に落ち度が無いと確信しており、これはマック側の問題だと言う主張もK君からのハイハイ的なムカつくリアクションをされていたその時、マック店員達の方でシステムエラーが判明し私の無実も理解してくれただろうか、ミニカップにミントアイスを人数分持ってきてくれた。私は鬼の首でも取った勢いで

私「いやいや、いいんですよ別に気にしないでよー」と周りにも聞こえるトーンで言うと

店員「あ、こちらは只今新商品のご案内で全てのお客様にお配りしております」との事。

 爆笑しているK君との付き合い方を本当に考えさせられた、そんな週末の出来事でした。皆さんは素敵な週末を迎えれましたか?

 

では明日お会いしましょう!

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