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危ない橋を渡ってみる話

最近、このコラムでウケるパターンを少し掴んできた。それは自虐ネタとチャレンジものだ。そこで、痛い話や失敗談の収集、そして自ら危険な橋を渡るチャレンジを心がけている。

先週、友人の中国人と話が盛り上がった。私が「中華料理って本当に美味しいよね」とやや忖度を込めて賛同を得ようとしたところ、彼はこう言った。「でも日本の中華料理店は大体日本人向けに作られていて、本当に現地で食べられているような中華料理はあなたは知らないし、随分違うよ」と。

何?それはこれまで美味しい中華料理を食べてきた自称グルメ家である私の舌をディスられた気がして少しカチンときた。いやいや、こちらは会員さんでもあり元中華料理人でもあるトータルパパの本格中華を何度かいただいており、本場の味をそこそこ知っているつもりだ。彼はさらに「中華街ですらほとんどの店は日本人向けにアレンジされている」と続ける。そこで私は「では日本ではその中国現地レベルの中華料理は食べられないのか?」と反論すると、彼は「本当に中国人しか行かず、日本人には香辛料を始め素材的にも無理な店が日本にも数店ある。なんなら今度案内しようか?」と言ってきた。

コラムネタに飢えている私は「はい来たー!!!!!」と思った。その約束の時がまさにこの後の本日のランチである。そう、今は「おっしゃーバッチ来い」的な精神の塊で、集合場所の池袋に向かう電車の中でドキドキしながらこのコラムを書いているのだ。彼は「その代わり何が出てきても驚かないでね」と言っていた。

そんなわけで今回は「やばい中華料理を食べてきた」的な未来予想図の次回予告編だ。昔、中国人の知り合いに彼らの食文化(一部かもしれないが)を聞いたことがある。「G(4文字の虫)をはじめ空を飛ぶものはすべて食べる。飛んで食べないのは飛行機だけだ。そして4本足のものもすべて食べる。食べないのは椅子とテーブルだけだ」と。しかし私もタイでサソリやゲンゴロウを普通に食べられるくらいに鍛えられている。まぁ国内のお店なのでまさか犬や猿は出てこないだろうと希望的観測をしつつ、少しビビりながら今日はここで失礼します。

では明日市場でお会いしましょう!ちなみにこのコラムでの報告は来週になるが、実際には明日の市場でお会いする頃には体験談をお話しできる頃なので、遠慮なく体験談をお尋ねください。もし明日私が市場を欠席していたらご想像にお任せします(笑)。

 

 

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