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タイ人が率直すぎてえらい事になった件

先週の土曜から、私はタイのパタヤに長めの出張滞在をすることになった。毎度のルーティンとして、まずはいつもの2500円のホテルにチェックイン。対応してくれたフロントのタイレディの笑顔が眩しく、部屋に無いドライヤーを借りる手続きも和やかに進んだ。さすがは微笑みの国タイランド、今回の出張滞在もいいものになりそうだ。10日間の滞在なので、ドライヤーのレンタル費10日間分を支払って準備は万端。次は、私の恒例の挑戦へ。
パタヤに来るたびに、私は約400円で髪を切るという刺激を欠かさない。この価格の床屋では注文があまり通らないことは分かっているが、それでも毎回チャレンジしてしまうのだ。前回は「強そうにしてほしい」とリクエストしたところ、結果的には北のミサイル発射大好きなあの人物と同じ髪型になったことが記憶に新しい。
今回も、片言の英語で「短めにお願い」と伝えた。スタイリストから「揉み上げは残すか?」と尋ねられ、「必ず残すように」と返事をしたのだが、彼が要望を率直に取り入れ出来上がったのは私の予想を遥かに超える“作品”だった。やはりこの街は期待を裏切らない。初日から髪型だけでコラムネタに困らないという点で、パタヤの魅力を再確認できる。こうして、タイの床屋で片言の英語を使って髪型をオーダーすると、想像を超えた結果になるという教訓を、懲りずに再確認した次第だ。
ちなみに、せっかくレンタルしたドライヤーがまったく意味をなさなくなった事は言うまでも無い。ホテルに戻り、先ほどの女性スタッフに「先ほどドライヤーを借りたんですが…」と返却を頼んだところ、先ほどの微笑みとは少し違う爆笑でお出迎えしてくれ、何も言わずにレンタル代の返金処理に応じてくれた。この国の人々は正直で純粋な性格で知られているが、この時はその親切心に心底感謝した。
ただ、あのスタイリストに関しては、もう少し柔軟性があってもよかったかもしれないが。
そんなわけで、今回はタイ滞在中のちょっとした画像付きエピソードだ。来週のコラムもきっとアメージングタイランド的な内容になる事だろう。

では明日私は市場をお休みとなる為来週の金曜日にお会いしましょう。その頃には髪型も落ち着いてるでしょうが。

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