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残念な後輩と宮古島に行った件

今週は宮古島に出張で行ってきた。家族には羨ましがられつつも、「ハブも怖いし、仕事だから面白くないよー」と捨て台詞を言ったものの、心の中では青い海や満天の星空を思い描き、気分は上々だった。…出発前は。
いつも通りコスパ重視で、羽田発着のLCC(格安航空)を、世話役として同行させたトラブルメーカーの残念な後輩に手配してもらい、LCCでのトラブルを話のネタにできればと思っていたが、特に問題もなく、逆に残念な展開に。しかし機内で後輩が話しかけた隣に座った宮古島出身の年配男性に「観光か?」と話しかけられたのを皮切りに、宮古島での観光客の事故や現地の幽霊の話など、ネガティブな話を延々と聞かされ、最後には「では楽しんで」と締めくくられるという、突っ込みどころ有りの会話で旅が幕を開けた。

今回の出張は、飲ん兵衛ばかり3人のチーム。どうせ仕事が終わった後の夜は毎晩泡盛にやられ、宿では寝るだけになるだろうと見越して、後輩に一泊一人3千円ほどの最低限の宿をネットで探させた。宿は山奥の一軒家貸し切りタイプだった。空港で借りたレンタカーで現地に到着し、敷地に入るために門柱に近づくと、何やら不穏な空気が…。
そこで待ち受けていたのは、左右の門柱を巧みに使って門番のように待ち構えていた、本土では見たことのない大人の手の平サイズの巨大なクモだった。侵入を妨げられ、「ここに泊まりたければ、俺を倒してからだな」とでも言わんばかりの歓迎を受ける。ムカデとクモが大の苦手な私は、ここぞとばかりに先輩風を吹かせて後輩に駆除を命じ、なんとか無事にチェックインすることができた。

仕事を終え、夕食は街の沖縄料理居酒屋へ。後輩が現地のグループに声をかけて盛り上がり、気が付けばハブ酒を死ぬほど飲まされる羽目に。まさかハブに噛まれるのではなく、ハブ酒で殺されかけるとは思わなかった…。何とか宿に戻り、また門柱を通りかかると、顔にモシャっと何かが当たった。後輩はクモを駆除せず、ただどけただけだったらしく、クモは同じ場所に巣を再生していたのだ。私は悲鳴を上げ、それ以来すっかりビビりになり、何かが体に触れるたびに奇声を上げる状態に仕上がってしまった。

その後も滞在中、後輩による残念なエピソードは続いたが、話せば長くなるので割愛。今も後輩のおかげで風呂場ですっころび私のお尻には大きなアザができている。そして、これ以上はないだろうと思っていた最終日、帰りの航空券の手配ミスで成田空港行きになったことぐらいでは、もう驚かなくなったのはある意味成長かもしれない。
今、明日からの宮城県への出張も彼同伴で行く予定だが、本当にきな臭い予感しかしない。皆様も旅の同行者選抜は慎重に 笑。

では皆様、明日も市場でお会いしましょう。時々私の奇声が聞こえるかもしれませんが、温かい目で見守っていただければ幸いです。

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