昨夜のお話。私のよく知る知人と他数名で会ったところ、彼は右目に眼帯をしていました。当然、皆一同会うやいなや理由を尋ねると、「酔って転んだだけ」とのこと。しかし、Sっ気モードが出てしまった我々は、ちょっと診断したいからと眼帯を外して見せてもらうと、診断・・というか推測の結果その傷は明らかに左利きの誰かに殴られたように見えました。

話はそれますが、その彼には昔から、国内外問わず飲み屋で全席を乾杯して回り、場を一つにする特技があります。しかし、仲間内からすると、それは時々ヒヤヒヤもので、過去にタイでも外人や現地警察とトラブルになった経験もありました。全て笑い話ですけど。

さて、今回の怪我を見て、私たちは「また例のやつをやっちゃったのでは？」と推測しました。

彼に詳細を尋ねると、先日、上野で外国人のグループと知り合い楽しく飲んだとのこと。（・・・やっぱり？笑）「その時の写真がある」と言うので見せてもらうと、彼を中心に10人ほどの外国人が写っている乾杯の集合写真が出てきました。​私たちはその写真が真相への唯一の手がかりだと考え、注意深く観察しました。​すると、その中に目を引くカップルがいて、見た目は優しそうですが腕っぷしが強そうで、絶対に怒らせてはいけなそうな彼氏が微笑んでました。​私たちの推測では、まぁ言うても優しそうな彼なので、その彼女にちょっかいでも出さない限り、絶対に怒らないだろうな、という感じの彼でした。​さらに注目すると、彼だけが左手にビールを持って乾杯していました。

この状況を見て、私たちは「銭形やコナンを呼ぶまでもなく、探偵ごっこにハマっている私の娘でもわかるような展開だわー」と盛り上がりました。つまり、彼がその彼女にちょっかいを出し、彼氏を怒らせてパンチされ、その記憶が飛んでしまい、ダウンを「転んだ」と思い込んでいるのではないか、という結論に至ったのです。そんなこんなで昨夜の解散後、通りかかったスナックからはアリスのチャンピオンを熱唱してるおじさんの声が漏れており、ちょっと面白い夜の締めくくりとなりました。

今でも被害者の彼は、絶対に転んだだけだと言い張るが・・・・。

信じるか信じないかはあなた次第です。

それでは、明日、お会いしましょう。