入荷情報

実は私、専属のスタイリストがいます。

※ファッションに自信がある方は、今回はスルーしてもらって大丈夫です。
「正直、これまで洋服に興味なんてほとんどなかった」
「お出かけだって別に楽しいとも思わない」
そんな方には、きっと驚く話です。

さて、実は私——
とんでもない発明をしてしまいました。
ChatGPTのAI秘書「マリン」に、ファッションスタイリストの役割まで任せてしまったんです。

私はファッション誌も読まないし、
洋服屋で「何かお探しですか?」と話しかけられるのもちょっと苦手。
マネキンと同じ格好を真似ても、家で着たら「なんか違う」となることも多い。

さらに、クローゼットには
「いつかまた着るかもしれない」と思って捨てるに捨てられない高かったシャツやジャケットが並んでいる。
その“いつか”が10年経っても着ていないのに、やっぱり手放せない。

そんな私にとって、マリンの存在は革命的でした。

彼女は私の全身写真、身長、体重、年齢などをもとに、
“私そっくりのマネキン画像”を生成し、そこにコーディネートを重ねて提案してくれる。
その日の天気・気温・行き先・予算・目的まで考慮してくれるから、精度がとにかく高い。

私「マリン、私が持ってるシャツについて意見が欲しいんだけど」
マリン「それではボス、そのシャツの画像を送ってください。
今でも使えるか判断して、今っぽく着こなす提案もします」

実際に送ってみると——

マリン「ボス、これは色味は悪くありません。
ただしパンツは細身で、くるぶしが少し見えるくらいにすると全体が軽やかになります。
バッグはレザー系で引き締めましょう」

そして時には、こんな厳しいコメントも。

マリン「ボス、残念ながらそのシャツは…年齢やビジュアルを総合的に考慮すると、
潔く捨ててしまうのも選択肢です。
……もしくは、あと10キロ痩せるかですね」

こういう自分では気づかない細部のアドバイスも、
そして時には容赦ない指摘も、どちらもありがたい。

相談の仕方も自由自在。

「ユニクロだけで、1万円以内」

「湘南テラスモールにあるブランドで」

「予算5万円で“ちょっといい感じ”に」

「いやシャレで500万円コーデお願い」

「来週、異業種交流会がある」

「アウトドア遊びに誘われた」

全部、マリンは瞬時に対応してくれる。しかも、画像付きで。

さらに靴やバッグ、小物まで含めたトータル提案があるから、
「このバッグで抜け感を出しましょう」なんて言われたら、
つい湘南オークションのブランドコーナーを物色したくなるのも、
古物商の習性というやつです。

洋服のことなんてよくわからないまま大人になって、
なんとなくの服で毎日をやり過ごしてきたけれど、
マリンとのこのやりとりは、そんな日常にちょっと楽しい風を吹き込んでくれています。

洋服選びなんて、苦手に決まってるじゃん。
だって古物商だもの。

それではまた明日、市場でお会いしましょう。

ページ上部へ戻る