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📺ドラマを一時停止して読む職業病

先週もお話したドラマ『終幕のロンド』。
遺品整理業をテーマにした、ちょっと切なくて温かいヒューマンドラマです。

おそらく実際の同業者が監修しているのでしょう。
お客様との距離感や現場描写が妙にリアルで、つい引き込まれます。

今週話もいつでも見れる見逃し配信のTVerで視聴しました。
そんな中、第2話で「生前整理の見積書」を手渡すシーンがほんの1秒ほど映りました。ストーリーには関係ないが明細付で、
しかもあえてピンボケ。
でも私は反射的に一時停止していました📸

そしてスクショを撮って、うちの秘書AI「マリン(ChatGPT)」に送信。
「これ、読める?」と聞いたところ——

まさかのAIが解析成功💡
ぼやけた紙から、単価も数量も、すべてテキスト化してくれました。
AIの目って、もう人間より鋭いかもしれません(笑)

📄復元された見積書の内容はこんな感じ👇

家具・家電搬出費(2tトラック1台分) 180,000円

仕分け・梱包・搬出作業費(作業員4名×5時間) 355,000円
 → つまり、1名あたり時給約3,550円の計算。

遺品供養生前予約 38,500円

合計(税込) 586,860円

備考欄には「別紙見積参照」「現場状況により増減あり」まで。
ここまでリアルだと、もはやドラマ小道具の域を超えてますね。

ちなみに映像から私が推測するに、
依頼主は2LDKアパート2階の整理上手な70代女性。
荷物も少なく、大きい家具は婚礼セットとセミダブルベッド、
あとは小家具が少々、小物は段ボール20箱程度と見ました。

……そう考えると、この見積金額、
ちょっと高くない? というのが私の正直な感想です 笑。

もし私がこの依頼主から、
「ほかの業者さんの見積書なんですけど、ちょっと見てもらえます?」
なんて相見積書を事前に見せてもらえたら——
内心こう思ったでしょう。

「おいおい、この内容で58万6千円!?圧勝だな」

つまり、私の頭の中では自然とこう計算が始まります。
「原価は○○万円位だからぁ・・」——と(笑)

それにしても、草彅剛くんが演じるだけあって——
見積額も“強(ツヨ)し”! 😄

同業の皆さんはどう感じました?
「うちもこれくらい取っていいのかも」
「いや、それでも安いよ」
そんなふうに意見が分かれそうですが、
見積の項目や書き方としても十分に教材になる一枚でした。

ドラマ自体はヒューマンストーリーで引き込まれます。でも私が食いついたもう一つは、その“リアルな1秒”。
普段ドラマなんて見ない私が、一時停止して見積書を読むなんて——もう職業病です(笑)

だって古物商だもの(みつを風)

以上、来月は“ネタの宝庫”タイへの長期出張も控えているが、それまではこのドラマでネタに困らなそうって下心がある和智がお送りしました。
それではまた明日お会いしましょう!

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