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10.302025
今朝起きたら顔面に「15針」の治療跡があった話
今朝起きると、顔に違和感を覚えた。
飲みすぎて頭痛まじりの2日酔いで、重いまぶたを上げて鏡をのぞいたら——
頬にくっきりと「15針」ほどの縫い立ての治療跡があった。
赤みまで残り、どう見ても昨日の夜に病院で縫ったばかり、という感じ。
「え…?俺、昨夜そんなケガしたっけ?」
転んだ覚えも、ぶつけた記憶もない。
でも記憶が曖昧なだけで、本当に救急車で運ばれたのかもしれない。
そう考えるほどには、あまりにもリアルな縫い跡だった。
触っても痛みはない。
いや、神経がやられてるのか? と思うほど。
そんな混乱の中、よくよく見てみると——
どうやら、それは貼りつけられた何かのようだった。
我が家では、私が夜遅く帰り、翌朝2日酔いでなかなか起きないでいると、
娘たちが「チャンス」とばかりに、ある恒例の行動に出る。
おそらく黒幕はママ、実行犯は娘たち。
私が飲んで帰った翌朝の顔は、もはや家族のキャンバスだ。
過去にも絵の具で描かれたドラえもん、アンパンマンなど、完成度の高い特殊メイクの作品が。
そして今回は、その応用編——
娘がハロウィン用に最近はまっている激安通販サイト「シーン」で買っていたタトゥーシールを、
寝ている私の顔に貼りつけたのだという。
「安物だからすぐ落ちると思う」と娘は言うが、
むしろ安物すぎて、全然落ちない。
洗っても、拭いても、まったく取れず。
この調子だと、明日は市場なのに落ちてない気がする。
娘たちはケラケラ笑いながら、「ハロウィンだから大丈夫」と言い残した。
……いや、そういう問題じゃない。
そんなわけで、市場で明日になってもグロい私を見かけても、驚かないでください。
ハロウィンだと思って、笑って許してやってくださいね。
まあ、扱う商品も顔も、多少の傷は味ということで。
だって古物商だもの(みつを風)
それではまた明日、市場でお会いしましょう!

