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タイで知った、世界のスピード感と「日本の思い込み」

湘南オークションには1500名を超える会員さんがいますが、
私は仕事とプライベートをきっちり分けるタイプで、
市場の外で“ちゃん付け”で呼び合うような関係になるのは、ごく一部の方だけです。

でも、今回タイでのアテンドを通して、
久しぶりに「また一緒にごはん行こうね」と自然に言えるご縁に出会いました。
同じ時間を過ごす中で、お互いの人柄や価値観に触れていく感じ。
そんな距離感が、大人になってからでも生まれるんだなって、ちょっと嬉しかったです。

さて、ここからが本題。

「日本って、最先端でしょ?」

ずっとそう思ってたし、わりと誇りでもあった。
スマホひとつでコンビニも電車も支払いができる。
「もう財布なんていらない時代だね〜」なんて、ちょっと得意げに言ってたのは、ついこの間のこと。

ところが今回、パタヤで中国人の友人と過ごしていて、
私は思った。

……あれ、日本、抜かれてるかも。

「中国ではコンビニで顔認証で支払えるって知ってた?」
「最近は手のひらをかざすだけでもOKだよ」

ええっ!? それってつまり、スマホすらいらないってこと!?

もう完全にSFの世界じゃん。
でも彼にとっては、それが“普通”なんだって。

そこでふと考えた。
日本は世界でも有数の高齢化社会。
人は年を重ねるほど、経験が増える分だけ、慎重になる。
「もしこうなったら危ない」「失敗したらどうするの?」──
そんな声が社会全体に広がっていて、
結果として、新しい技術を“作る力”はあっても、それを“社会で使う力”がものすごく高齢化してしまっている。

技術そのものは世界トップクラス。
新しいものはどんどん生まれているのに、
それを実用化・普及させる段階で、
世界にどんどん先を越されている――
そんな現実を、今回あらためて痛感してしまった。

たとえば、自動運転。

海外では無人タクシーがもう街を走ってる。
でも日本では「もし事故が起きたら…」という声ばかりが大きくて、前に進まない。

そこで今回、ちょっと気になって──
私の相棒・**マリンちゃん(AI秘書)**に調べてもらった。

マリンによると──
最近の日本では、交通事故による死亡者数は年間2,000〜3,000人ほど。
ただし、その9割以上は“人間のミス”によるものだそうで、
もしすべての車が日本の技術で完全自動運転化されたら、
「事故死ゼロに近づく可能性もある」と国の研究も示しているとのこと。

マリン、やるじゃん。

そして、思った。

私ももう50を超えて、
「あ、守りに入ってるかもな」と感じる瞬間がないわけじゃない。
でもやっぱり、死ぬまで新しいことにチャレンジし続ける人間でありたい。
自分でそう思える限り、まだまだ挑戦できる。

日本を離れて外の世界に触れると、
日本の良さも課題も、自分の仕事の立ち位置も、少し冷静に見えるようになります。
私にとっては、それが2ヶ月に1回のタイ出張です。

でも、そのたびに「売れるもの」「求められているもの」は微妙に変わっていて、
本当に飽きない。いや、“商い”だけに。

──だって古物商だもの(みつを風)

なお、現在はタイでの長期出張中につき、明日の市場は私はお休みさせていただきます。
また次回、笑顔でお会いしましょう!

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