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1.222026
だってコスパ重視だもの(失敗編)
今回の旅は、個人的にフィリピンの市場視察が目的の一つだった。
先週の土曜日、日本からタイへ行くのに、あえてフィリピン経由という、少し不便なルートを選んだ。
理由は単純で、計算が合ったからだ。
乗り換え便を使えば、フィリピン滞在が“おまけ”で付いてくる。
言い換えれば、フィリピンはほぼタダで行ける。
不便をうまく使って、お得に変える。
こういう発想は、わりと得意なほうだと思っている。
マニラでのトランジットは7時間。
Googleマップで調べると、空港から1時間ほどの場所に市場があった。
岡崎さんの協力で、現地市場のボスにも事前にアポイントを取ってもらった。
往復2時間。
出発2時間前には空港に戻るとしても、
2〜3時間は市場を見られる。
ここで岡崎さんが、こう言ってくれた。
「電車を使ったほうがいいんじゃないですか?」
今思えば、完全に正論だ。
でもその時の私は、余裕ぶっこいていた。
Googleマップさえあれば大丈夫。
日本では、
「目的地まで1時間」と出れば、だいたい1時間で着く。
同じ曜日、同じ時間帯で、
1週間前に日本からちゃんと調べてもいた。
「まあ、なんとかなるでしょ」
ところが本番。
マニラの空港を出た瞬間、車がまったく動かない。
Googleマップ上では、相変わらず「1時間」。
でも現実は、びくともしない。
この時点で、嫌な汗が出てきた。
Googleマップが悪いわけじゃない。
ただ、国によって
渋滞情報の“読みどころ”は全然違う。
なんとか目的地には近づいたが、
「これ、もう視察は諦めて折り返さないとやばいかな」というギリギリのタイミング。
それでも、なぜか最後に道が少しだけ動き、
なんとか市場には到着できた。
視察できた時間は、15分。
でも知りたかった雰囲気を肌で覚えるのには十分な時間だった。
「じゃあ、また次回ぜひ」
そう言って、バタバタで引き返す、
史上最短の市場視察となった。
ちなみにマニラ空港はターミナルが3つあり、
間違えるとエライ事(=確実に飛行機に乗り遅れる)になる、
という話は聞いていた。
タクシーの中で慌てて調べる。
まずEチケットのメールを見るが、
なぜかターミナル番号の記載がない。
これはまずい。
スマホで調べると、
フィリピンエアラインは「1」とも「2」とも出てくる。
まずい、まずい。
そこでタクシーの運転手に聞くと、
「国際線は3で間違いない」と言う。
岡崎さんは電話に出ない。
まずい、まずい、まずい。
そこで、フィリピン事情に慣れている会員さんに電話。
すると、
「1のはずですよ」と。
もう祈るしかない。
手を合わせて、ターミナル1へ。
別れ際、ドライバーはなおも、
「3だと思うけどな」と言っていた。
恐る恐る、出発便の電光掲示板を見ると……
ターミナル1で正解!!
なんとかタイ行きの便に乗れた。
この時点で、私は完全に気が緩んだ。
一番きついところは終わった。
あとは数日後、日本に帰るだけ。
もう楽勝モードである。
そして今。
タイからの帰国のため、空港にいる。
本当は、ここまでの話を、
空港に早めに着いて、搭乗前に書く予定だった。
今回の帰国便は、片道23,000円ほどの直行便。
魅力的な格安航空券だった。
ただし、あまり使わない空港で、
仕事場のパタヤからタクシーで、
バンコク市街地を経由する必要があった。
結果は――
見事に、恐ろしいほどの渋滞にハマった。
出発3時間前に着くはずが、
気づけば1時間前を切っていた。
空港には着いた。
でも、国際線は出発1時間前で
チェックインカウンターがクローズされる。
私は、可能性に賭けて、
思いつく嘘を全部英語で考えた。
「家が火事だ」
「母が危篤だ」
などなど。
しかし、航空会社カウンターの女性は、
タイスマイルで微笑みながら、
はっきりと言った。
「搭乗は無理です」
と。
「・・・おわた」
それでも一応、
キャンセルではなく変更ができないか聞いてみた。
が、そこはさすが格安航空券。
融通は一切きかず、
チケットはきれいさっぱり紙切れに(笑)
コスパを重視しすぎると、
失敗は常に隣り合わせだ。
安いには、ちゃんと理由がある。
だってコスパ重視だもの。
それでは皆様、
明日、市場でお会い……
できるかどうかは、まだわかりません(汗)
今、私は空港のレストランで、
急きょ出来てしまったコラムの追加内容を書きながら、
呆然と、チケット購入をリトライしているところです。
ではまた!

