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4.162026
銃を突きつけられ人生終わったと思った話
こんにちは。
現在タイに出張中なんだけど、
同行者に「面白いレストラン見つけたから行こうよ」と言われて行ったんだよね。
そしたら、
なぜか日本で見慣れた様々なメンバーがいる。
「え、なんで?」と思った瞬間、
いきなりハッピーバースデー。
いやこれ、普通にすごいよね。
だって日本から来てるわけだから。
忙しい中、時間もお金も使って、
わざわざこのために来てくれてる。
正直、めちゃくちゃ嬉しかった。
「ああ、こういうのっていいな」って、
普通に心が温かくなった瞬間だった。
…が。
その流れが、ちょっとおかしい方向に行き始める。
気づけば私は白鳥の格好をさせられていた。
志村けんのあれね。
で、店中の人間が、私の顔面にパイを投げてくる。
知らない外国人まで混ざってきて、
完全にバラエティー番組みたいな状況。
まあでもこの時点では、
「いやーやられたなぁ」くらいで、
まだ楽しいサプライズの延長だった。
ただ、
途中から妙な違和感があった。なんせ店内はクリームだらけで清掃どうすんだ?と。
笑っている人と、
笑っていない人(店員スタッフ)がいる。
その“笑っていない側”の空気が、明らかにおかしい。
その瞬間。
店員の女性が一人、真顔で近づいてきて——
バンッ。
バンッ。
何も言わずに、顔面ビンタを2発。
結構な力。
店内の空気が一瞬で止まる。
そのまま——
超いかついボディーガードみたいな男2人に腕を掴まれ、外へ。
その力が、冗談じゃない。
「あ、これはマズいかもしれない」
そう思い始めたのが、その辺り。
さっきまでの“嬉しいサプライズ”が、
一気に別のものに変わった瞬間。
外の砂利の駐車場に出され、数名に囲まれる。
逃げ場はない。
一人がタイ語で言う。
「ひざまづけ」
その迫力に一瞬で言葉は理解でき、その声に冗談の気配は一切ない。
私はそのまま膝をついた。
その瞬間——
銃を突きつけられた。
距離も近い。
その時、はっきり思った。
「あ、終わったな」と。
頭の中で、今までお世話になった人たちの顔が浮かぶ。
そんな感覚だった。
そして人間って、こういう時ほんとに神様に頼るんだなと思った。
私は心の中で、
「これから真面目に生きます」
「調子に乗りません」
「だから助けてください」
と、本気で願っていた。
ここまでくるともう、
誕生日サプライズどころじゃない。
完全に“死ぬかもしれないサプライズ”に発展していた。
その時——
ボディーガードの一人が、
丸い板のようなものを持ってきた。拷問器具だろうか。
正直、何に使うのかも分からない。
それを私の目の前で、パッと見せてきた。
そこに書いてあったのは日本語で
「ドッキリ大成功」
……は?
一瞬、意味が理解できない。
そして次の瞬間、
後ろから笑い声。
振り返ると、
さっきまで青ざめていたフリをしていた友人たちや店員等が
腹を抱えて笑っている。
目の前のボディーガードも笑っている。
店内全員仕掛け人。……マジか。
いや、ほんとに。
とんでもないサプライズをしてくれたもんだ。
嬉しいを通り越して、
一回ちゃんと死を覚悟させられた。
あれは人生で初めて、
“死ぬかもしれない”と本気で思った瞬間。
そんなこんなで迎えた、恐怖の誕生会。
ちなみに、
私はその直前に、神様と約束してしまっている。
「これから真面目に生きます」と。
もしかしたら本当に殺される世界だったが、神様に祈りを捧げ、サプライズの世界にしてくれたってSF的な見解もある。なのであれはドッキリだったから約束はナシ、というわけにもいかない。
ということで、
本日からの53歳は、ちゃんと生きようと思う。
…まあ、できる範囲で。
でも明日、私は市場をおやすみしますのであしからず。また市場でお会いしましょう!
ちなみにこちらは企画者がタイ人にも伝わる用に作った絵コンテ↓


