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6.32026
娘の恋愛相談に乗ったら時代の変化を知った話
日頃からコラムのネタ探しに余念のない私。
先日も、まさか自宅でネタが転がっているとは思いませんでした。
中学一年生になった娘。
小学校から仲良しの女の子3人組が、いつものように放課後うちへ遊びに来ていました。
中一とはいえ、まだまだ子供。
お菓子でも食べながらキャッキャやっているのかと思いきや、その日は何やら真剣な女子会モード。
どうやら一人の子が恋愛相談をしているらしい。
相談されている娘と、もう一人の友達も一生懸命答えているのですが、話が堂々巡りになっている。
そんな時、娘がこちらを見つけて言いました。
「あ、パパに聞いてみたら?」
続けて、
「パパ、昔は超モテてたらしいよ。」
・・・昔も、らしいも、余計である。
私は小学校、中学校時代、めちゃくちゃ足が速かった。
逗子・葉山地区の陸上大会では男子100mで優勝し続け、当時としては11秒台で走っており、後日の全校集会で表彰されることも珍しくなかった。
そして兄が二人いる男三兄弟の末っ子なので、遊びの情報も早い。
さらに弱い者の味方で、そこそこ面白い。勉強はできないが学級委員長になるタイプだ。
そりゃモテないわけがない。
ちなみに小学校時代は、クラスの女子のチョコレートをほぼ独占し、翌年からバレンタイン禁止になったという都市伝説まで残っている。
まぁ高校になったら女子らには私のそんな武装も解除され、イケメンから順にモテる時代となり、私の伝説は終止符を迎えたのだが 涙。
さて、そんな恋愛アドバイザー(自称)に白羽の矢が立った。
手始めのアドバイスとして、
「中一男子なんぞ、自分に気があると分かっただけで意識し始めるもんだ」
と伝えると、女子達は
「そうそう、それそれ!スキバレね!」
と食いついてきた。
まずは手応えを感じると同時に、女子達から聞き慣れない単語が飛び出し多少ひるむ私。
「なんだそのスキバレって。」
「好きなことが相手にバレる、“好きバレ”だよ。」
なるほどなるほど。
なんとか令和女子に飲み込まれないよう、相談相手を続ける。
娘達の結論は、
「とりあえず話しかければいいんじゃない?」
で止まっている。
しかし相談者の子は、
「だから何て言えばいいの?」
と困っており、私に回答を振ってきた。
そこで私は即答した。
「情報が足りん。」
恋愛上手は商売上手。
そんな持論を持つ私からの回答はそうなる。
まずは情報収集。
分析して仮説を立てる。
私はその男の子について質問を始めた。
趣味は?
好きなものは?
部活は?
どんな性格?
しかし返ってくる答えは、
「知らない。」
「わからない。」
「名前しか知らない。」
どうやら違う小学校から上がってきたらしく、情報がまるでない。
そこで私は援護を続ける。
「その彼と同じ小学校だった女の子で友達になった子はいる?」
すると数人いるという。
「じゃあ今度休みの日に集まり、みんなで卒アル見せ合い大会をやりなさい。」
娘達はピンと来ていない。
私は続けた。
「卒アルには卒業文集があるだろ? 彼の好きなこととか、考えていることとか、色々書いてあるじゃん。」
レトロなスポーツカーとなるエンジンの健在を自ら感じだす。
「魚釣りだって獲物を得るには、まず生態系を知ることから始まる。どんなに高級でリアルな小魚型ルアーを使ったって、イソメとか食ってるカレイは釣れないからな・・・」
もう止まらない自称恋愛アドバイザー。
「まずは情報収集して作戦を立てる。その後に話しかけるなり、大きめの声で独り言を言ったりする作戦はどおかね!」
黙って聞き続ける娘達を見て、私は完璧なアドバイスをしたつもりだった。
すると娘達が一斉に言った。
「黙って聞いてたら、それストーカーじゃん 笑!」
グサッ!!
昔でいう「情熱的で戦術的な恋愛」は、現代では「ストーカー」の一言で片付けられるらしい 笑。
いやいや。
情報収集だよ?
マーケティングだよ?
営業活動だよ?
どうやら商売人の昭和おじさんが当たり前だと思っていた恋愛のセオリーは、令和ではだいぶ怪しい位置にいるらしく、その案は否決され、振り出しに戻る。
最近は女性首相が誕生し、経営者や政治家として活躍する女性も増えた。
女性は本当に強い時代になったと思う。
しかし不思議なもので、恋愛中の女子中学生だけは別らしい。
普段は元気いっぱいなのに、
「好きな人に何て話しかければいい?」
の一言で全員フリーズする。
人類は進化しても、この部分だけは何千年も変わらないのかもしれない。
だが、こんな事を言うから令和女子にストーカー扱いされるのだろう。
なんて自分へのツッコミはさておき。
しかしなんだかんだで、代案が見つからない娘達は、どうやらうちで本当に卒アル作戦会議を実行する方向らしく、私の案も補欠採用となった。
そこに私は再び招集されるのだろうか 笑。
サッカー日本代表監督がワールドカップ前に招集を待つ気持ちが、今なら少し分かる。
まあ向こうは日本の未来を背負っており、こちらは中学一年生女子の恋愛作戦会議だが。
はたして、その後どうなるのか。
ん?・・・・誰だ今「どうでもいい」と思ったやつは!? 笑
皆様から令和の中一恋愛アドバイスがありましたら、ぜひご教授ください。
メッセージでも大歓迎です(笑)。
それではまた!

